IiSENTAKU

日々の暮らしを豊かに心地よく過ごして…

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

コーヒー豆には野生のコーヒーの木から収穫された豆もあるのだ

f:id:zzmae:20160501111036j:plain

コーヒーというのは、ほとんどプランテーションと言われる大規模な農園で、作られていると考えられている方が多いと思う。しかしコーヒーの中には、自然な状態で栽培されているコーヒーもあるのだ…

はじめに

コーヒー発祥の地はエチオピアで、ここでは自然な状態で栽培されたコーヒーがある。つまり野生の珈琲というもので、一般的なプランテーションとは違う。そこで自然な状態で育てられたコーヒーから、プランテーションで栽培されたコーヒーの違いについてご紹介。

フォレスト

エチオピアはコーヒー発祥の地であり、その森には自生している野生のコーヒーの木がある。つまり野生のコーヒーが育っている地域であり、その自然そのもののコーヒー豆が取れる地域なのだ。そのことからもわかるようにこれはコーヒーを栽培しているのではなく、自然の森の中からコーヒー豆を取ってくるという感じで、農薬を使わないことはもちろん肥料なども与えていない。

それだけ人の手を加えないコーヒー豆なので、とっても収穫量は限られる。収穫するときもコーヒーの樹にはしごをかけて収穫するなど、とても手間のかかるものなのであまり市場にも出回らない。このようなコーヒーはフェアトレードなどで出回ることもあるだろうが、一般的にはなかなか入手できないものだ。ちなみにエチオピアでの生産量は10%とわずか。

セミフォレスト

セミフォレストという栽培は、年に2~3回雑草刈りか鍬入れをするものだ。つまりフォレストのように完全に、自然の中で育ったコーヒーの樹からコーヒー豆を取るものではない。しかし年に2~3回ほど雑草などを刈るだけなので、少しは人の手が加えられているがほとんど自然に近い。とはいっても農家が管理しているので、収穫量もフォレストと比べる多くなる。

どちらにしろ自然に近い環境で育てられた希少種であることに変わり無いが、日本で入手することはとても難しい。コーヒー専門店などで直接買い付けなど行っているお店などでは、取り扱っている所もあるようだ。ちなみにエチオピアでの生産量は35%です。

ガーデン

ガーデンは農家が他の作物と一緒に栽培しているもので、有機肥料を与えながら栽培している。もちろん他の農作物と一緒に育てているので、農家の住居の近くで栽培しているので畑で育てているという感じ。なのでフォレストやセミフォレストのような自然の中で育てているという感じではない。

このガーデンの栽培によって育てられたエチオピアでのコーヒーの収穫は約半分を占めている。地域的にはエチオピアの東部や南部などで栽培され、1ヘクタールにつき1,000本~1,800本ほど植えられているようだ。これは低密度な割合になっているし、他の作物も一緒になっている。ちなみにエチオピアでの生産量は50%となる。

プランテーション

ほとんど多くの方がコーヒーの栽培や生産と言えば、大農場であるプランテーションでコーヒーを育てているものと考えている事でしょう。特にブラジルやコロンビアなどでは、このプランテーションによる大規模農場によって、コーヒーが生産されている。しかしコーヒー発祥の地エチオピアでは、プランテーションによるコーヒー生産はわずかなものだ。

エチオピアの地域でも南部や南西部など一部の地域のみ、プランテーションでコーヒーを栽培した国営や民間の農場がある。こちらでは生産の管理などしっかり行っているようで、品種改良や剪定など手を加えて育てているようだ。ちなみにエチオピアでプランテーションによる生産量はわずか5%にすぎない。

まとめ

f:id:zzmae:20160501163737j:plain

このようにコーヒーというのは、自然な状態で栽培されているコーヒーからプランテーションという大規模農場で生産されたコーヒーまである。このようなことがあるので一口にエチオピアのコーヒーと言っても、味や香りはそれぞれ違ってくるものだ。それぞれ特長があり、バラエティーのある味になっている。

ただしフォレストのコーヒー豆がほしいと思っても、なかなか近所のスーパーで売っているものではない。自然食品を取り扱っている店で見かけることはあるが、どこにでもあるものではない。無農薬で有機栽培されたコーヒー豆なら、スーパーなどで売られているようだが。

自分としても以前、大崎の方にある自然食品のお店でフォレストのコーヒー豆を、見かけたことがあるが今でも扱っているかどうか…