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文字が汚いとお嘆きのあなたへ「ペン習字」のおすすめ

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文字が汚いとお嘆きのあなたへ普段の日常生活において、ペンで文字を書くときのいや気持ちから解放されたい方。そんな方のためにペン習字の基礎知識や練習方法、ペンで文字を書こうとしたときに、あまり気が付きにくかったことやおすすめのことなど…

はじめに

現在、スマホやインターネットなどIT技術の発達やパソコンの低価格化などで、ペンで文字を書かずにメールでやり取りを行ったり、パソコンで文章を書いたりすることが多くなった。しかしメモや手帳へ記載など、日常生活でもペンで文字を書く場面はたくさんあるものだ。

そしてペンを使って文字を書く場合は、いろいろな筆記具を使って文字を書いている。一番多く使われているのはボールペンやシャープペンだと思うが、そのほかに万年筆や鉛筆、サインペンなどありどれも気軽に文字を書くことができる。

このボールペンや万年筆など、先の硬い筆記具は硬筆といわれている。これに対してやわらかい毛でできて、墨を付けながら筆で書くものを毛筆といっている。毛筆で文字を書く場合、一般的に書道や習字といわれているが、硬筆のボールペンや万年筆で書く場合はペン習字やペン字と言ってる。

ですのでペン習字はこれらの筆記具を使って、美しい文字を正しく書けるように練習して、きれいで読みやすい文字が書けるように習得するものだ。そして日常生活において文字を書く場合、きれいな文字を書くことが目的とされる方も多いものでしょう。また趣味としてペン習字を続けたい場合には、毛筆とは違って気軽に古典の美しい文字を書いたり、作品を作成することもできる。

基礎知識

基本は楷書

文字には楷書、行書、草書などいろいろな書体がある。そして雑誌や書籍など日常生活でよく見かける活字は、楷書を元につくられた文字だ。しかし活字は、楷書を元に作られていて似ているようであるが、これは全く違うものと言ってもいいのではないだろうか。

活字の場合に横棒は水平になり複数横棒があるときは、横棒の長さにあまり強弱がないような文字になっている。縦棒もピシッと垂直になっているので、とても機械的なものだ。そして活字は四角い正方形の中に納まるように作られているので、自然な手の動きによる線からなる美しい文字ではない。

つまり活字という文字は温かみがなく、まったく人間味がない書体だと言える。その活字に対して楷書は歴史上で、一番最後にできた書体であり完成されたとっても美しい書体である。それも行書や草書などのように、続け字の美しさではなく一文字づつの美しさが楷書にはある。

このように活字と楷書には似ているようであるがよく見ると、それぞれの違いがあり活字をもとにしたペン習字は、美しい文字が書けないことになってしまう。ですのでペン習字は楷書の一点一画を練習することから始まり、それぞれの文字の字形が書けるように練習を行っていくものだ。楷書は基本であり、きっちりと練習していくのがいいでしょう。

続け字は日常に

ペン習字を始めるきっかけは、いろいろあると思う。普段書く文字をきれいで美しい文字で書きたいと思われる方から、趣味としてペン習字を行い楷書だけでなくつづけ字を身につけたいと、考えられている方もいらっしゃるでしょう。

つづけ字を身につけると年賀状や暑中見舞いなどを出すときに、きれいで美しいつづけ字で書くことができる。もちろんそのほかのお祝いのはがきや手紙などでも、心をこめたつづけ字できれいに書くこともできる。さらに俳句や和歌、詩などをつづけ字による作品にして額に入れて飾ることも…

このようにつづけ字を身につけると日常生活の中で役立つことがあるものだし、さらに研鑽したい方には毛筆とは違いペン習字で気軽にとっても美しい古典を見本として学ぶこともできる。そのことにより日常生活の中でも楽しみが増え、美しい古典に触れることによって心も豊かになるものでしょう。

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練習

ペンの選び方

ペン習字の練習で使うペンは以前だったら、万年筆やディスクペンがペン習字でつかう筆記具の代表的なものでした。しかしこの頃ではボールペンの技術も進み、インクのボタ落ちやかすれも少なくなってきたので、ボールペンでの書き味もよくなった。

また日常のビジネスや事務などでもボールペンを使うことが多いので、ボールペンを使用してペン習字の練習をするのがいいでしょう。しかしたくさん販売されているボールペンの中から、自分に合っているボールペンを選ぶのは面倒でしょうが、大きな文房具屋さんに行って試し書きをして選ぶのがいいのではないでしょうか。

ボールペン選びは太めや細め、グリップの部分はやわらかいラバーがついているかついていないかなど、自分の好みに応じて選ぶのがよい。またペン習字用のボールペンなど販売されているが、このペン習字用のボールペンが書きやすいとは限らないので、やはりめんどうだが試し書きをするしかないようだ。

自分的には軸径が太めのボールペンでグリップのところが、やわらかいシリコンラバーになっていて長時間書いていても疲れにくいボールペンがいいと思う。またキャップ式のボールペンだと、キャップをなくしてしまうことがあるのでノック式のボールペンがいいかな…

書く姿勢

ペン習字を書く姿勢はとっても重要なものだ。ただしとっても重要なものだからといって、ペン習字を行うときに身構えることはない。肩の力を抜いて両脇をあけて、腰や背中を伸ばして自然にまっすぐになるように机に向かって座る。

机に向かうときにはからだが机に対して斜めになったりしないようにまっすぐにして、背中が丸くなったりしないように気をつける。そして両腕を机の上に置き、上体は少しだけ前倒しにする。そしてペンを自然に持ったら紙に向かってテキストの手本を見ながらペン字を書いて練習を行う。

字が下手な方は文字を書くときに、意外と自分では気がつかない変な姿勢で文字を書いていることがあるものだ。つまり知らず知らずの間に変な癖がついてしまっているので、ペン字を書くときの姿勢を気をつけるだけでもだいぶ違ってくるものでしょう。

正しい持ち方

ペンの正しい持ち方は食事をするときに正しく箸を持つことができている方であれば、たいがい正しくペンを持っている場合が多いので、箸を正しく持てる方でしたら心配ないでしょう。ちなみにペンを持つ時は自然に親指と中指、人差指で小さな三角形というか手全体が丸みを帯びたような感じでペンを持ちます。

ただし、ペンによって持つ角度が変わってきます。ボールペンは紙面に対して70度前後にする。それはボールペンの先のボールが紙の上で転がせるためだ。それに対して万年筆の場合、ペン先が紙の上で滑るように紙面に対して45度前後にする。

このようにペンによって持ち方は若干違うが、ボールペンを使用することが多いと思うのでボールペンの持ち方を覚えておけば大丈夫でしょう。ちなみに万年筆の場合は力を入れすぎると、ペン先が壊れてしまうので注意が必要だ。

ペン習字のコツ

ペン字を上手に書けるようになるコツは、毎日コツコツと続けていくことだ。「そんなこと当たり前でしょう」と思われるが、それが意外とできないものだ。ダイエットをしようと思っても、なかなか自分一人ではできずに水泳教室やアスレチックなどに通ったりしている方も多いのではないでしょうか。

このようにテキストを見ながら練習しようとしても、自分一人ではなかなかできないものだ。だから教室に習い行くとか通信教育を受けてみるなどするのが、毎日ペン習字の練習を続けていけるものになるでしょう。そうすることにより教室や通信講座で、自分の書いた文字を添削してもらって、自分自身の悪いクセなどもわかり具体的にそのクセを直す練習を行うことができるものです。

しかし自分一人でテキストの手本を見ながらペン習字の練習を行っても、添削などしてもらえないので自分自身の悪いクセなどなかなかわからないものだ。そしてどのように練習してよいのか分からず、モチベーションが下がってしまうこともありえる。やはり教室や通信講座などで添削してもらうことにより、毎日の練習を続けていけるものではないでしょうか。

また検定試験などもあるので、その試験に向かってペン習字の練習を行うことも一つの方法だ。文部科学省が認定したペン字の検定試験があり、その試験を受けるのもいいのではないだろうか。5級から1級まであるので、自分のレベルに合わせて検定試験を受けるのも良いでしょう。

ペン字が下手な方の特徴

癖字・悪筆がある

文字を書くと、その方の性格や気持ちなど出ます。たいがいの場合、師範の資格を持っているような字のうまい方が、人の書いた文字を見るとその方の性格や特徴がわかります。つまりそれぞれの方が個性や特徴があるのと同じで、それぞれの方が書く文字はみんな違った文字を書きます。

それと同じようにそれぞれの方に癖があるように、書く文字にも癖が出てきます。良い癖で文字がきれいに見える場合はいいのだが、それが悪筆になる場合があるものだ。こうなったら、一日も早くその悪い癖を知ってその癖を直すしかない。

その癖でよくあるのが、極端な右上がりの文字や漫画みたいな丸文字、接する所が接していないしまりのない文字、小さな文字でコチョコチョと書く読みにくい文字、くねくねと書く品がない文字などいろいろと多くの方が悪い癖をもった文字がある。

もちろん、このような癖は通信講座を受けるなどしてあなたの書いた文字を添削してもらえば、あなた自身で気が付くことができるしその悪い癖が分かれば自分自身で直すこともできる。ただし一度ついてしまった癖というものは、なかなか抜けるものではないので何回もペン習字の練習を行って直していくしかないようだ。

もしかして左利き

スポーツの世界では、左利きの方はいろいろと有利なことがあるのだが、きれいで美しい文字を書くことに関してはとっても不利なものだ。日本で使われている漢字やひらがなは、右手で縦書きに書くように作られている。つまり、ほとんど多くの文字は左上から始まり右下で終わるようになっている。

このことにより一文字を書き終わったときは、筆でもペンでも同じなのですが次の下にある文字に移りやすくなっているものなのだ。この右手で書くように作られた文字を、左手で書くと大変な無理がある。横格もきれいで自然な右上がりではなく、極端な右上がりか右下がりの文字になったりする。

これでは美しい文字を書くことは無理なものになってしまう。ですので左利きの方が、きれいで美しい文字を書けるようになりたかったら、右手で文字を書くようにすることをおすすめします。左利きの方が箸を使うときは左手を使い、文字を書くときだけは右手できれいで美しい文字が書けるようになられた方はいらっしゃるものです。

活字のように書こうと

普段の生活の中で、あまりにも多くの活字を無意識のうちに見ているものだ。そうすると文字の形は活字の文字が基本になってしまう。しかし、活字のように文字を書くと美しくきれいな文字になるとは限らない。それは、活字というものは四角い形をしておりとっても機械的なものだからだ。

その機械的な文字を真似して書いても、なかなか美しくきれいな文字にはならないものだ。たとえば、手書きで漢字を書くときに画数の少ない文字は小さな文字で、画数の多い文字は大きな文字で書く。それだけでも一つの文に変化が出てきて、美しく見えたりするものだ。

さらに横棒が何本かある文字ではその中で、一本の横棒だけ長く書いたりする。そうするとその文字はメリハリがつくのだ。そのほか活字では接している線を、ペン字では離して書いたりといろいろとある。しかしこれらのことは練習を行い、手でそのようにきれいで美しく見える書き方を覚えてしまわなければいけない。

まとめ

美しくきれいな文字を書こうと思っても、会社での仕事中とか普段の日常生活の中では、つい忙しくてささっと早く雑に書いてしまうことがある。これではきれいで美しい文字は書くことがでない。それにそのようなときには縦書きではなく、横書きで書くことが多いのでよけいきれいではない文字を書いてしまうかもしれない。

やはり一番大切なのは、「きれいな文字を書く」という気持ちを持つことではないでしょうか。「なんだそんなこと」と思うかもしれませんが、普段つい汚い字を書いてしまうときには「きれいな字を書こう」とは思っていないはずです。仕事などの都合であまりにも忙しいときに、そのような気持ちになるのは無理かもしれない。

しかしそうではないときには、「きれいな文字を書く」という気持ちを常に持って、文字を書くだけでもだいぶ違ってくるものでしょう。ですからぐちゃぐちゃと文字を雑に書いたり、だらだらと文字をだらしなく書いたりせず一線一線、線を引きながら文字を書いていくという意識で「きれいな文字を書く」という気持ちを持って文字を書くのがいいのではないでしょうか。